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議会質疑

PARLIAMENTARY QUESTION

東京都青少年問題協議会

2015年7月14日 平成27年第30期東京都青少年問題協議会第1回拡大専門部会
山加朱美
自民党の山加朱美でございます。東京都青少年問題協議会、過去6回の専門部会を踏まえまして、本日は第1回拡大専門部会ということで、委員の皆様におかれましては東京都子供・若者計画(案)の取りまとめ、本当にご苦労様でございます。策定について異議はございませんので、その上で一言申し上げたいと思います。
これから東京が近い将来、直面することになる非常に大きな課題の一つが超少子高齢人口減少社会、そしてまた生涯独身人口の増加も一つあると言われております。この問題の解決に向けた課題の一つとして、次の世代を担う子供・若者が持てる能力や個性を十分に発揮して、社会の一員として生き生きと活躍していくことができる、そんな社会を構築していくことが重要であります。
子供・若者は我が国日本の宝であり、全ての子供・若者が自立の時期を迎えたときに、それぞれが自分なりにオンリーワンの人生を力強く自らの力で歩いていって欲しいと強く願っております。
子供・若者の育成支援は将来の大人を育てるための取組であり、生まれたばかりの子供はまさに100%守られるべき存在ですが、成長とともにやがて自己を確立し、たくましく成長を遂げ、社会の形成者として羽ばたいていくことになります。
このため、子供・若者の支援を考えていくに当たっては、将来において子供たちが果たすことになるであろう新たな時代の担い手としての役割を見据え、学力もさることながら社会生活を営む上で必要となる知識や経験をきちんと積み重ね、変化の激しいこれからの時代をきちんとたくましく生き抜いていくことができる力を育成することが肝心だと考えます。
今日では、高校進学率がほぼ100%に近く、大学進学率も約7割に上るなど、高学歴化が進んでおります。このことは、一昔前であれば多くの若者が既に社会に出て仕事をし、自立をしていた年代になっても現在の若者たちは引き続きまだ自立に向けた準備期間を過ごしていることを意味しています。このため、社会に出て仕事を始める時期と、結婚・出産などの個人のライフイベントが短期間のうちに重なり合うことになると思います。若者自身が早いうちからきちんとした自分なりの人生設計を持つことを後押しすることが何よりも大切になると思います。ですから、子供・若者の支援に当たっては、地域社会全体でこうしたライフスタイルの変化を踏まえた取組を行っていくことが今後ますます重要になっていくのではないかと感じています。
都議会自民党は、東京を世界で一番の都市にするための取組の一つとして、若者が夢と希望を持てる教育都市、東京を掲げております。2020年のオリンピック・パラリンピックの開催は子供・若者に大きな夢や希望を与え、今後は世界の舞台に活躍の場を求める若者も増えていくものと思います。今後とも、時代を担う若者の成長をしっかりと応援をしていきたいと考えております。
また、一方で最近のニュースを見ておりますと、子供たちをめぐり、私たちの常識ではとてもとても理解できないような大変痛ましい事件や事故が多発をいたしております。私は、これまで関心を持って取り組んできた課題の一つに児童虐待問題があります。都市化、そして近隣関係の希薄化により地域で支え合う仕組が不十分になる中で、家族でさえも、家族であってもセーフティーネットにならない状況があることは大変に憂慮すべきことだと思っています。
都においても、これまで区市町村と連携を強化しながらさまざまな対策を充実してきていることは承知をしておりますが、児童虐待の対応件数は年々増加しているのが現状です。虐待によって受けた心の傷、これはたとえ適切なケアをしても、その子の人生のさまざまな場面で繰り返し影響を及ぼすと思っております。
児童福祉法による支援は18歳という年齢の区切りで終わりますが、そこまでで必要な支援を十分に尽くし切れる問題ではないと感じています。これまでも、引き続き支援が必要な子供たちに対してはさまざまな支援関係の方にかかわりを持っていただいているところでありますが、どうしても子供から若者世代へ移行することによって支援の手が薄くなるのが現状ではなかろうかと思います。
言うまでもなく、自立を果たせない若者たちが抱える課題の多様さ、複雑さを考えれば、行政だけで対応することが難しいことも多く、民間を含むさまざまな支援機関の連携が不可欠であろうと考えます。今後は、この計画に基づく子供・若者地域支援協議会の設置が区市町村において推進されていくことによって、これまでの支援の積み重ねを生かしながら継続的な支援が可能な仕組が整備されていくことを心から願う次第であります。
この計画策定を契機に、今の子供・若者が抱える困難や課題に対する理解を深めながら、家庭や学校、地域社会が一体となって子供・若者の成長を応援し、全ての若者が大きな夢と大きな希望を持って活躍できる社会づくりが一層進むよう、私たち都議会自民党はしっかりと後押しをしていきたいと考えております。
どうか今後とも委員の皆様よろしくお願いいたします。以上でございます。